放射線治療で治す癌【医師と一緒に癌を根治】

病棟

喫煙と関係の深いがん

	医者

長引く咳に要注意

肺がんは喫煙と関係が深いがんで、患者の80%以上は喫煙者です。予防のためにはタバコを吸わないということが最も重要です。最初にあらわれてくる症状は、ひと月近く咳が続いたり、呼吸時にぜいぜいと音がする、胸部の痛みなどです。これだけでは、風邪をこじらせただけだと思ってしまう方も少なくないでしょう。また、がんができた場所によってはこうした症状が全くなく、胸部X線撮影によって発見される場合もあります。これらは他の呼吸器疾患でも出現しますので、診断では他の疾患との鑑別が重要になります。胸部X線検査、胸部CTをおこなって病変の部位、周囲臓器への浸潤やリンパ節転移の有無を調べます。確定診断には喀痰検査で成分を確認したり、気管支鏡検査、胸腔鏡検査での視認、そして経皮的肺生検などによって細胞を採取し、病理検査をします。ここでがん細胞が見つかれば肺がんとの診断になります。

癌のタイプで治療が異なる

肺がんはがん細胞のタイプによって大きく二つに分けられ、治療法も異なります。ひとつは小細胞がんです。増殖が速く早期から全身転移をおこしやすいがんですが、化学療法や放射線療法に反応しやすいがんです。これ以外の肺がんを総称して非小細胞がんと呼びます。これらには腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんがあります。こちらは化学療法や放射線療法には反応しにくく、外科手術の適応になります。小細胞がん、扁平上皮がんは喫煙との関係が深くて肺門部に発生しやすく、喀痰検査で発見されやすいがんです。腺がんと大細胞がんは肺野部に発生し、初期症状が出にくいがんです。治療法はがんの種類や遺伝子型、そして進行度、患者の全身状態などをもとに手術、化学療法、放射線療法を組み合わせて決められます。